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  2. RIDGE MOUNTAIN GEAR特集
纏うコト 歩くコト

余計な装飾を省き、日常になじむウエアを追求するRIDGE MOUNTAIN GEAR。
その思想をもっとも体現するのが「BASIC SERIES」だ。
中でも「Basic Long Sleeve Shirt」 Basic Long Sleeve Shirt は、
フィールドで求められる機能性と日常着の心地よさを両立した一着。
そこで今回は、シャツと一緒に歩きながら、
“日常とアウトドアをシームレスにつなぐ”というブランド哲学を紐解いてみる。

Check Out the Basic SERIES!
逗子を歩いて想ったコト

Basic Long Sleeve Shirtを纏って

なんとなく時間の流れがゆるやかな街、逗子。
RIDGE MOUNTAIN GEARのアトリエがこの地に構えられていることは、決して偶然ではない。
今回の歩き旅の目的は、そんな土地ならではのスポットを巡り、
風景に身を委ねながらBasic Long Sleeve Shirtの魅力をじっくりと確かめてみることだ。
軽やかでいて頼りがいのある相棒が、日常にどのような彩りを添えてくれるのか?
その感触をこの逗子の空気とともに綴っていく。

リッジマウンテンギアの拠点・逗子を歩いてみよう

『海が好き 山が好き 逗子が好き』。
これは昨年、市制70周年を迎えた逗子市のキャッチフレーズだ。

その言葉の通り、逗子エリアは風光明媚な景観が楽しめる場所。
しかも都会の喧騒から電車でたった一時間ほど。
だから逗子駅を出て海の匂いが鼻をかすめた瞬間、この歩き旅にワクワクしていることを実感した。

そして歩き始めてすぐ、街と自然が溶け合っていることにも気づく。
逗子エリアは三方を丘陵に囲まれ、一方が海に開いている特殊な地形。つまり海と山が隣り合っているのだ。

そこでまずは、逗子海岸へと足を運んでみる。

なんといっても逗子海岸はマストだね太陽の季節ここに始まる

ちなみに今日はRIDGE MOUNTAIN GEAR の“Basic Long Sleeve shirt”を羽織っている。

海風をはらんで軽やかに揺れるシャツは、逗子海岸の空気にもよくなじんでくれる。

汗ばむでもなく、ひんやりするでもなく、ただ心地よい──。
海岸沿いを歩きながら、ふと、そんなことを考える。

見渡す限りに広がった相模湾と、その奥にぼんやりと浮かぶ江ノ島。
これから迎える秋冬シーズンには、海の向こうに富士山を望みながら、
夕陽が沈む絶景が広がる。この波音と空のグラデーションが混じり合う時間帯は、
さぞエモーショナルな瞬間なんだろう。

逗子海岸

逗子海岸には、別名ハーフマイルビーチという呼び名がある。
その名の通り、浜の長さが約0.8km(ハーフマイル)あるが、それが実に歩くのに心地よい距離感だ。
遠浅の海はきらきらと穏やかで、SUPなどのアクティビティに興じる人々で賑わう。

そんな海岸線を歩くうち、ふと視界に金色の太陽が入った。故・石原慎太郎が芥川賞を受賞した小説『太陽の季節』の記念碑だ。
白い大理石の上に、芸術家の岡本太郎による金色の“若い太陽”が輝いている。
逗子が舞台となったこの作品の持つ熱量と若さ、そしてその余韻が、浜辺の空気の中に、ほんのりと残っている気がした。

旅を助けるBasic Long Sleeve Shirt
Basic Long Sleeve Shirt

余計な装飾を省き、シルエットと機能性にこだわった一着は、アウトドアと日常の境界線を取り払い、あらゆるシーンにおいて着る人の動きに寄り添うようデザイン。胸ポケットなどのディテールも最小限に留め、“着る道具”として縫製やボタンに至るまで、耐久性とミニマリズムを両立させている。

素材:ポリエステル100%
サイズ:[Men]S、M、L、XL [Women]S、M、L
重量:Men・M 約185g
生産国:日本(青森県黒石市)
生産者:有限会社ファッション工房黒石
価格: ¥17,300(税込)

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鎌倉に続く古の要路名越切通

逗子海岸をあとにして、今度は県道311号線の緩やかな坂をゆく。
次なる目的地は、鎌倉と三浦半島をつなぐ中世の峠道である「名越切通」だ。

先ほどまでは海からの風が背中を押してくれるような開けた場所であったが、
ふと気づけば波の音ではなく、耳に届くのは葉擦れ音。
しっとりとした木々が生い茂る細道は、陽の光を
やわらかく遮り、葉と葉のすき間からこぼれる淡い光が、足元の苔や岩肌に静かに落ちている。

この山道は、鎌倉時代の武士や旅人たちが実際に行き交っていた場所。
千年にわたり踏まれてきたこの道を、今、自分の足で歩いているのだと思うと、不思議な連続性に心がときめいてしまう。

名越の岩肌には、ところどころ人工的に刻まれた切り込みがある。刀傷のような岩の断面に、誰かの生きた時間が残っている。

その静けさの中で、Basic Long Sleeve Shirtの裾が風とこすれ、かすかな音を立てる。
このシャツは、そんな自然の中でも一切の違和感がない。

歩くリズムをそっと刻んでくれ、着ていることを忘れてしまうのだ。これこそが、このシャツの魅力だと再認識した瞬間だ。

山道

名越切通をあとにして逗子の街中に戻ってきたころには、腹の虫も静かに主張を始めていた。

そこで次に向かったのは「AID.KITCHEN」。
RIDGE MOUNTAIN GEARの代表・黒澤さんに、逗子でごはんを買うならココ!と推薦された店だ。

住宅街と個人店が並ぶ、落ち着いたエリアにあるデリ&カフェ。
ここは、ランナーとサーファーでもある夫婦が営んでおり、アスリート・フードマイスターの資格を持つシェフが、
保存料や添加物を使わず、毎日手作りで惣菜をつくっているという。

“ヘルシーだけど、ちゃんとがっつり”。
そんなバランス感覚が、この旅で纏っているBasic Long Sleeve Shirtと、どこか重なるようにも思えた。

AID.KITCHEN(エイド キッチン)商品

Shop Info.

  • AID.KITCHEN(エイド キッチン)
  • 住所:神奈川県逗子市逗子1-8-15 田村ビル 1F
  • 電話番号:046-815-0340
  • 営業時間:11時~19時
  • 定休日:日曜日、第2・第4月曜日
  • https://aidkitchen.thebase.in
  • Instagram@aid.kitchen

ガラスケースには、シャキシャキなコールスロー、コクのあるチリビーンズ、
トマトの酸味が効いたラタトゥユなどが並び、どれも鮮やかで、素材そのも
のの表情が伝わってくる。

黒澤さんへのお土産には、見た目も心を踊らせる3DELI弁当をチョイス。
メインは、オレンジの香りがふわりと立つチャイニーズチキン、
やさしい苦味のゴーヤとローストビーフのタヒニソース、
そして定番のコールスローサラダ。炊きたての玄米ごはんが脇を固め、
腹にも心にも満足感を届けてくれそうな一折だ。

さらにもうひとつ。AID.KITCHEN特製のマサラナッツ。
カシューナッツにアーモンド、クルミなどにオリジナルのケイジャンスパイス
がまぶされている。
これはきっと歩き旅を助ける、頼もしい行動食にもなるだろう。

旅を助けるディティール旅を助けるディティール
  • 1. 樹脂製スナップボタン(YKK PLANCER®)を採用。糸切れによるボタン紛失などのトラブルなく、頻繁な着脱にも応えてくれる。
  • 2. バックヨーク部分にはハンガーループをデザイン。フックに掛けたり、パックに一時的に固定したりする際に便利。
  • 3. 台衿と上衿の両方を低くコンパクトに設定。また上衿を立てて着用した際に首のラインに吸い付くようにデザインされている。
  • 4. 尖った箇所は摩耗の影響を受けるので、袖先や襟先、ポケットフラップなどは小さなラウンドエッジ状にデザイン。
  • 5. 脇下は動きやすさを重視して広めに設計。腕を上げる際に必要な可動域を脇(鎌底)で確保することで快適さを実現。
  • 6. 特別な織り方によって生地に無数のマイクロ孔を施し、優れた通気性を実現しながら高い撥水性も兼ね備えた。
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Check Out the Basic SERIES!
黒澤さんに問うベーシックシリーズの古今独歩

日常とアウトドアに求められる、本質的な要素を追求したプロダクトで知られる「RIDGE MOUNTAIN GEAR」。その代表を務めるのが、神奈川県・逗子にアトリエを構え活動する黒澤 雄介さんだ。

そこで同ブランドがどのようにカタチづくられてきたのか、そしてこれから目指す先についてじっくりと話を聞いた。あわせて、ブランド哲学を端的に体現する「Basic Series」への想いにも迫っていく。

ブログから始まった、
山道具DIYの旅。

RIDGE MOUNTAIN GEARを始めたのは2015年くらい。まだ会社員としてアパレルメーカーに勤めていたころです。たまたま登山に出会って、そこからすべてが始まりました。

写真が好きだったので、山で撮影するのも楽しくて。せっかくだからそれを発信しようと始めたのが「RIDGE(=尾根)」っていうブログだったんです。

そのうちに“MYOG(Make Your Own Gear)”という文化を知って。ミシンを使うのも好きだったんで、自分で道具をつくり始めたんですよ。最初は小さい財布とか。ブログにアップしていたら『売ってください』ってコメントがつくようになりました。

それが少しずつ広がって、じゃあオンラインでやってみようかと。そこからRIDGE MOUNTAIN GEARが生まれたんです。

黒澤さん

Profile.

1980年生まれ、群馬県前橋市出身。アパレル業界での経験を経て登山を始め、山道具ブランド「RIDGE MOUNTAIN GEAR」を立ち上げる。2015年に「山と道」に参画し、2019年に独立。以後、同ブランドを本格展開中。

日常と山のあいだを
デザインする。

ブランド名もブログ「RIDGE」からとって、ギアを制作しているから「MOUNTAIN GEAR」。その当時、「~WORKS」とか「~EQUIPMENT」みたいなブランドが多かったので、その流れもあったと思います。

また、逗子にアトリエを構えたのは、暮らしと自然の距離感がちょうどいい場所だからです。海や山が日常にあるこの地で、僕はブランドを育てていきたいんです。

そして一番大切にしているのは、“いま着ている服のまま山に行ける”っていうこと。昔はゴツい登山ブーツにゴアテックスのレインジャケット。だんだん切り分けが面倒になってきて。それなら普段着の延長で山にも行けるようなものをつくろうと。

日常と山のあいだをデザインする。

自分でミシン踏んでたからこそ縫製の美しさにもこだわっていて。だから日本国内の縫製工場さんに依頼しています。

クオリティも大切だけど、やはり“意思疎通ができる”っていうのが大きい。海外工場で苦労した経験もあるので、コミュニケーションがとれるっていうのは、それだけでも強みになるんですよね。

日本国内の縫製工場

山で着てちょうどいい
なら、街ではもっと
ちょうどいい。

ブランドの中でも象徴的なのが「Basic Series」です。

裏原ブームのときにファッションにハマって、DCブランドを経てA.P.C.やZUCCaのようなベーシックなブランドに落ち着いて。だから自分のブランドでも、そんな“基本になる服”をつくりたいと考えて、このシリーズを立ち上げました。

デザインは最小限に抑えて、シルエットも流行に流されない。

「Basic Long Sleeve Shirt」で言えば、ちゃんと台襟がついていて、胸ポケットがあって、剣ボロやカフス、折り伏せ縫いなど、シャツに必要なディテールをきちんと残してます。余計なデザインを足すより、必要なものだけを丁寧に。ラウンドエッジなんかもそう。角が摩耗しないように、あえて手間をかけてでも丸く仕上げているんです。

このシャツの縫製を手がけるのが、青森県黒石市にあるファッション工房黒石さん。ドレスシャツに近い丁寧な縫製で、僕が昔好きだったCOMME des GARÇONSなどDCブランドの縫製も手がける実績がある工場さんです。だから信頼できますし、不良品もほぼない。いずれ縫製工場自体が“ブランド”として認識されるようになるといいなと思っています。

あと素材選びも大切にしていて。山で着られる機能性を前提にしつつ、街でも浮かない素材感。山で快適に過ごせる洋服って日常ではもっと快適なんですよ。だからこそ、そういうバランスで選ぶようにしてます。

こちらのBasic CapもBasic Seriesで人気のアイテムの一つです。当時、被りが深いキャップがなかなかなかったので、安心して被れるように設計したんです。どうやら同じ悩みを持っていた人も多かったみたいで。もっと大きいサイズが欲しいという声もあって、去年“Basic Cap Extra”というのもリリースしました。

Basic Cap Extra

好きなときに、
好きなものを、丁寧に。

Basic Seriesに関しては、自分が一年を通して着られるアイテムがそろえば十分かなと考えています。そのうえで、少し遊び心あるものや、その時代に適したシルエットを加えるくらいにしておこうかなと。

また、ブランドの今後については、実は規模拡大も考えていたこともあります。でも、今の規模が一番しっくりくるんですよね。チームを大きくして、展示会に合わせて企画を回して……ってやるのは性に合わない。好きなときに、好きなものを、納得いくまでつくる。それが一番続けられるスタイルなんです。

旅を助けるBasic Long Sleeve Shirt
Basic Long Sleeve Shirt

余計な装飾を省き、シルエットと機能性にこだわった一着は、アウトドアと日常の境界線を取り払い、あらゆるシーンにおいて着る人の動きに寄り添うようデザイン。胸ポケットなどのディテールも最小限に留め、“着る道具”として縫製やボタンに至るまで、耐久性とミニマリズムを両立させている。

素材:ポリエステル100%
サイズ:[Men]S、M、L、XL [Women]S、M、L
重量:Men・M 約185g
生産国:日本(青森県黒石市)
生産者:有限会社ファッション工房黒石
価格: ¥17,300(税込)

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歩くコト・纏うコトが特別な時間になる ベーシックシリーズと出かけよう

RIDGE MOUNTAIN GEARが手がける「Basic Series」は、登山やハイキングなどのアウトドアはもちろん、日常の移動さえも心地よくしてくれる、“使う人本位”のシリーズ。

まさに「歩くこと」、「纏うこと」を特別な時間にと変えてくれる「Basic Series」は、現在hinataストアで多数ラインナップ。気になるアイテムは下のリンクボタンからチェックしてみよう。

Check Out the Basic SERIES!
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